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資格試験の勉強がなかなか進まないな、、
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読んだ本の内容が思ったより頭に残っていない、、
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論理的に考えられるようになりたい!
こういう悩みを抱いたことはありませんか。
この悩み、全部
Workflowyで解決できます。
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私は月に平均8冊のビジネス書と2冊の専門書を読んでいるのですが、Worlflowyのおかげで、
その内容すべてを記憶しています。
(後で述べますがこれはちょっと誇張してます)
それだけではありません。私はこのツールを使い始めてから、医学部の過酷な試験にも
全て一発で合格しています。
そんな大げさな!という声が聞こえてきそうですが、本当におすすめのツールなんです。
Workflowyは文章を簡単に階層化できるアウトラインプロセッサ
Workflowyは、アウトライナー、またはアウトラインプロセッサという種類のツールです。
文章を簡単に階層化することができます。
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下の階層は非表示にできて、ズームインもできます。
この機能のおかげで、WorkFlowyを使うと
- 「書きながら考える」ことで学習・思考の効率を高める
- 全ての文書を、つながりを維持したまま一元管理する
- 休んでいる間にも、無意識を活用する
- 抽象化スキルを鍛える
といったことができるようになります。
「書きながら考える」という作業をブーストしてくれるツール
Workflowyで何ができるかというと、要は
文章の階層化・並べ替え・削除が簡単にできます。
- キーを1つ押すだけで簡単に階層化できる
- Drag&Dropやショートカットキーで並べ替えができる
- 必要ない行はワンタップで削除できる
- 下の階層を非表示にする折りたたみ機能がある
他にもいろんな機能はありますが、基本的にはこれだけです。
これだけなんだけど、これが本当に素晴らしいんです。
なんというか、書くという行為と考えるという行為を融合することで、思考に補助輪をつけるような感じです。
この機能の何がそんなに素晴らしいのか、具体的に私の使い方を見ながら紹介してみます。
具体例1.読んだ本の内容を自分のものにできる
たとえば本を読みながらのメモに使うととても便利です。Workflowyを使うと、ただの読書メモが思考強化ツールになります。
先程から登場しているこのGIF動画は、私の読書メモのダイジェストです。
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その使い方を簡単に紹介すると、
- まず本を読んでいて、気になったところをその都度書いていく
(決して最初に目次から書き出してはいけません。)
- 本を読み終えた後に、似ているトピック同士をまとめていく
- 最終的には4〜5個ほどのトピックにまとめてしまう
こんなかんじです。
1.最初はとにかく書きまくる
2.あとで階層化する
というスタイルで書くのがポイントです。
この「後で階層化する」というのが、思考と記憶を強化してくれる構造化の作業になります。
構造化の作業には、具体化と抽象化を繰り返すことが必要です。そして具体化・抽象化は論理的思考を促進します。
WorkFlowyに書き、構造化することは「書きながら考える」ことを助けてくれます。
構造化の作業自体が思考を活性化するのです。
(具体化・抽象化の反復については、後で試験勉強を例に挙げてもう少し詳しく紹介してみます。)
Workflowyは思考を加速する手助けをしてくれます。補助輪のような感覚なんです。
それだけでなく、一度構造化されたメモが完成したら、何度も見直すことができる資産になります。
見直したときも、情報が構造化されているので、パッと見でほぼ完全に思い出すことができます。
それに加えて構造化作業には復習の効果もあるので、
記憶がものすごく強化されるんです。
具体例2.大学の試験や資格試験の勉強を効率化できる
私は現在、医師国家試験の勉強を中心にしているので、それを例にどうやって試験勉強に使っているかを紹介してみます。
もちろん、簿記や宅建といった資格の勉強にも通用する方法です。
まず出来上がったものをお見せします。腎細胞癌についてまとめたものです。
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実は、この完成形それ自体というよりも、これを作る過程にこそWorkFlowyの学習効果があります。
試験対策への使い方については下の記事で詳しく書いたので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
医師国家試験を題材にしてはいますが、過去問さえ手に入るならば、資格試験を含めたすべての試験勉強に通用するものです。
↓
基本的には、具体例1.の読書メモと同じように、最初に列挙してから、後で構造化するという手法をとっています。
この階層構造をつくると、そのまま構造ごと
”無意識下”にインプットされるんです。
そのため、テストを解いているときも、
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腎細胞癌って変なやつだったから治療薬も特殊だったな
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いろいろ分泌してたし全身症状も出そうだな
というふうに自然と情報が浮かび上がってきます。
互いに有機的につながった”生きた”情報を作るツール
WorkFlowyは、トピックを構造化する過程での思考の補助輪になるという話をしてきました。
書きながら考える作業を通じて、思考を活性化してくれます。
それだけでもとても便利なのですが、
もちろんWorkFlowyは構造化した後にも力を発揮します。
WorkFlowyによって構造化された文書には、
- スッキリと表示することができる
- すべての文書を一元管理できる
- 情報同士のつながりを保ったまま保存できる
といったメリットがあるんです。
折りたたみ機能でスッキリ表示
階層化のメリットって、本当に素晴らしいんです。
階層化しておいてあるものは、見やすいし考えやすい。
どんなに書きまくっても、文量が多くなっても、
折りたたみ機能を使ってしまえばスッキリとします。
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これは『RANGE』という、400ページほどもある本の読書メモなのですが、たった3つのトピックにまとめられています。
これを少し展開してみるとこんな感じ。
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これでも全部は展開されていません。
これだけの分量を、スッキリとまとめることができるんです。
すべての文書を、一つのページに一元管理できる
それだけではありません。この機能を使えば、
すべての文書を一つのページに、一元管理することができます。
私のWorkFlowyの一番上の階層はこんな感じです。
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下の階層も合わせると1万を超えるトピックが一つのページにまとまっています。
ここまで増えてしまうと、もう一つ上の階層を作ってもいいかもしれません。
すべて合わせると1万以上にもなるトピックが、
たった一つのページに収まっています。
ワードなどのドキュメントソフトだと、すべての文書を一つにまとめるなんてことはほぼ不可能です。
重くなってしまってしようがないし、文量が多すぎて話になりません。
だからいちいちファイルを分けることになるのですが、それは知識の分裂を意味します。
それぞれの知識のつながりが分断されて、全体像が見えなくなってしまうんです。
またそのせいで検索に余計な手間がかかります。
WorkFlowyはそんな悩みを完璧に解決してくれます。
それどころか、
すべての知識の有機的な繋がりを維持したまま、まとめて管理する
ことができるんです。
つながりを維持したまま情報を管理できる
階層構造が維持されたまま管理できるので、全体の流れを把握するのと同時に、個別の事柄も考えることができます。
そしてそれは、後述するように無意識を活用することに繋がっていきます。
また、復習する時も、簡単に目当てのものを探し出せるので便利です。
ほかの媒体に書いていると、いちいちファイルを開いて、検索して、、というふうになります。どうしてもファイルを切り替える手間がかかってしまうんです。
(Evernote等を使うとファイルの切り替えをする前に検索することはできますが、後述するように構造を維持することができるのはWorkFlowyだけです。)
その点Workflowyだと、すべての文書が一つにまとまっているので、ものすごく楽に検索できます。
しかも検索した場合でも、階層構造を失わずに表示してくれます。ここでもつながりが維持されています。
先程の腎細胞癌について見たいときは、こんなかんじ
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もちろん階層構造は保たれたままです。
ここで復習するときも、すでに構造が ”無意識”レベルでインプットされているので、
一瞬見ただけで大抵のことは思い出せます。
検索をトリガーとして記憶を呼び覚ます資産となるんです。
しかもクラウドサービスなので、電波の届く範囲であればいつでもこの資産を活用できます。(届かない範囲でも前回起動時の情報にはアクセスできます。)
これはもう
体の外に、いつでも使える外部ストレージを用意してあるようなものです。
冒頭で、私は読んだ本のすべてを記憶している旨のことを言いましたが、あれは実はこういうことでした。
(もちろん大まかな情報はすべて覚えています。細かい個別事例などはWorkFlowyを検索して思い出すレベル、という感じです。)
階層化することで、無意識を活用することができる
少し前で、階層構造が無意識にインプットされる、というような表現をしました。
構造化された文書は脳との親和性が高いのか、スッと頭に入ってくるような感じがするんです。
それを「無意識にインプット」と表現したわけですが、具体的に言うと、
- 特に覚えようと努力しなくても、頭が勝手に覚えてくれる
- 休んでいる間にも考えが進む
という現象が起こるんです。
特に覚えようと努力しなくても、頭が勝手に覚えてくれる
Workflowyを使うと、構造化の過程で具体化・抽象化の往復を頻繁にすることになります。
そして、構造化した後にはマクロ・ミクロを同時に捉えられるようになります。
おそらくこれらの特徴が、脳を活性化して記憶の効率を高めているのではないかと思っています。
WorkFlowyの折りたたみ機能をうまく使うと、
- 全体像というマクロな視点
- 個別の文・事柄というミクロな視点
の両方を、バランス良く捉えることができます。
そのおかげか、こうして整理・構造化しておくと、
情報が勝手に記憶されてしまいます。
とくに努力しなくても、この階層構造が頭の中に収まる感じがするんです。
これは体験してみるとわかると思うのですが、一度階層構造を作った話は、特に覚えようとしていなくてもしばらく覚えています。
自分では忘れたつもりになっている細かいことも、先述したようにちょっと検索するだけで記憶は蘇ります。
無意識が覚えておいてくれてる、という感じです。
休んでいる間にも考えが進む
更に、そうして頭の中に収まった階層構造は、無意識の中で何度も反芻されます。
“無意識”は、自分が休んでいるときでもガンガン働いてくれます。
無意識という膨大なリソースを利用できるようになるんです!
そうすると、
- ある日突然、ずっと考えていたことについてひらめいたり
- 時間をおいて眺めてみたときに以前より深く考えることができるようになってたり
ということが頻繁に起こります。
これは読書メモについてはもちろん、資格試験や大学の試験にも当てはまります。
抽象化スキルが身につく
いくつかの事柄を束ねて親の文を作るという作業は、
要は抽象化の作業です。
個々の事柄の似ていないところを捨て、似ているところを取り出しているのです。
抽象化スキルとは、いいかえると「複数の事柄に共通する本質を見抜くスキル」となります。
これは論理的思考に密接に関わってきます。
論理的思考には、現実の事柄から論理構造を抽出することが必要になるからです。
他にも、科学は抽象化のプロセスですし、ビジネスにおいてデータから仮説をたてるのも抽象化です。
抽象化スキルは、現代社会において必須のスキルです。
Workflowyは、思考の補助輪として、抽象化スキルを鍛えてくれます。
無料なのにとっても優秀なクラウドサービス
Workflowyは、サービスとしてもとても優秀です。
その魅力は大きく分けると、
1.無料で使えること
2.どこからでもアクセスできること
の2つがあります。
無料で、たった1分で使い始めることができる
Workflowyは無料でも使えるので、
「とりあえずは試しに初めてみよう。」
ということができます。
登録も簡単で、1分もあれば使い始められます。
必要なものはメールアドレスのみです。
このリンクをクリックしてでてきた登録画面に、
メールアドレスを入力して Sign Up を推すだけ。
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わかりやすいように赤枠で囲ってあります。
あとは入力したメールアドレス宛に確認コードが送られてくるので、それを入力したら登録完了です。
自動保存されて、いつでもどこからでもアクセスできる
クラウドサービスなので、
いつでもどこでも、何からでも、
自分のWorkflowyにアクセスできます。
書いたことがそのまま自動でセーブされるので、保存し忘れて消えてしまうこともありません。
そのため、
スマホアプリを使って、出先でちょっとしたメモを書く
帰ってからPCでさらに追加して、
並び替えや階層化などの細かい作業をしていく
といった使い方ができます。
私がよくやる使い方が、
ブックカフェで本を読みながら、
気になった点や関連して思いついた点を
スマホアプリにバンバン書き込んでいく。
というものです。
たったこれだけでも、
斜め読みの効果が劇的にアップします。
Workflowyは最高の情報ツール
Workflowyは、勉強や読書などの知的作業を限りなくブーストしてくれます。
雑多な情報の集まりを、構造化された知識へと変換することができるようになります。
今回は特に情報のインプットの面から紹介しましたが、情報をアウトプットするのにも重宝します。
ぜひ、この機会にはじめてみてください。
知的作業におすすめの本
最後に、私がWorkFlowyの使い方を考える際に参考にした書籍を2つ紹介します。
どちらも知的生産を題材にした本です。
最初はとにかく書きまくる → 後で階層化する
という手法はほぼこの本、『アウトライナー実践入門 〜「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術〜【電子書籍】[ Tak. ]』の受け売りです。
無意識が働いてくれる、といった発想は
『ワイド版 思考の整理学 (単行本) [ 外山 滋比古 ]』という本からいただきました。
どちらも素晴らしい本なので、是非読んでみてください。
きっと何か得られるものがあるはずです。
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