結局医者になってしまった話

自己紹介

このブログは「医師にならない医学生」のブログということでやってきていたのですが、、

結局、初期研修医として働くことになりました。

研修先ももう決まっています。

状況が変わってしまい、就職を遅らせるメリットがデメリットを下回ってしまったことが理由です。

本命の事業がポシャる

医者になる前の一年間は、事業をやってみるという話だったのですが、
1年以上前から計画していた事業は結局うまく行かず…
一応停止という形ではあるのですが、再開の目処はたっていないんです。

そして新規事業として他に挑戦していた物販のほうは、私がいなくても回りそうです。

こうなると私しかできないことというのが絶妙になくなってきたんですよね。

それに加えて、他のマイナス要素と合わせると、就職前に新規事業にチャレンジするメリットがどうしてもデメリットを下回ってしまうと判断しました。

資格が取れない

コロナの影響で、産業医をはじめとした資格取得が不可能になってしまったんです。
わりと産業医資格を当てにしていたところはあったので、出鼻をくじかれた感じです。

他にも、11月にあったはずの公認会計士の第Ⅰ回短答式試験がなくなったり…
11月が無いとなると次の試験は来年の5月です。
自分で新規事業をするなら、ある程度はスケジュールをコントロールできます。
そのメリットを活かして、役に立ちそうな資格をいっぺんに取ってしまおうという魂胆だったのですが、、
これだけ時間があるなら、仕事の傍らの勉強でも充分合格できると見込んでいます。

こちらでも、1年就職を遅らせるメリットが減ってしまったんです。

新たな出費が生じる

財務的にも、当初なかった出費が生じるなど、いろいろと雲行きが怪しくなり始めました。
ここは出費それ自体というよりも、それに伴って出てきた不確定要素のほうが割と問題でして…
これを抱えたままで就職を遅らせるのはちょっとヤダな、という感じです。

こちらの問題の方が、事業がうまく行っていないことよりも辛い要因でした。
事業はうまくいこうがいくまいが、とりあえず1年はチャレンジする予定ではあったんですが、不確定要素が増したことで深追いするのを諦めたという形です。

これらを合わせて考えると、とりあえず就職してやり過ごすのが吉かな、と考えた次第です。
かなり急な方向転換だったのでそれなりにバタついていますが、なんとかなりそうです。

医師免許という強力なカード

そんなこんなで、卒業する年の3月にいきなり就活を始める羽目になったわけです。

医学生の就活は少し特殊で、マッチングという仕組みに登録して、IDを発行してもらう必要があります。
普通なら6年生の8月ごろにマッチング登録をするところなのですが、医師になるつもりのなかった私は当然登録していません。

また医師の就活というものも経験しておらず、段取りもまったくわかりませんでした。
それはもうかなり不安な状態でしたね。

しかし、結局のところ、医師免許によるリスクヘッジはやはり効果的でした。
この年度末まで就活を一切していなくても、就職という選択肢が残されていたのはすごくありがたかったです。

だって、まったく就活をせずに、しかもそれなりの給料で首都圏に就職できるというのはすごい話です。

この医師免許という後ろ盾があったからこそ、いろんなことにチャレンジできていたというものです。

部分的にではあるが収穫はあった

周囲が就活に勤しんでいる中、まったく関係ない企業にインターンに行ったり、新規事業に挑戦したりできたことでそれなりに収穫はありました。

そもそも、私が1年は事業をしたいと思っていたのは、もうインプットだけを続けるのは嫌で、自分で実践していく時間を取りたいと考えていたからです。

まだ本格的とまでは言わないまでも事業に参加して実践経験を積んだことで、自分に足りない部分もなんとなくわかってきました。

とりあえずは、目的の一部は達成できたかな、と思います。

本当は1年間ガッツリ腰を据えていろいろチャレンジすれば、もっといろいろみえてきたとも思うのですが…そこは仕方ないですね。

当面の目標は医者としてのスキルアップと公認会計士資格取得

だけど、まだ冒険したい。
ということで、研修先は関東の病院にしました。
普通なら、自分が通っていた大学の関連病院で研修するというのが医者の王道なのですが、やはり関東に出たかったのです。

都内ではありませんが、新宿まで電車で20分弱、東京まで乗換なしで30分弱のアクセスの良い場所です。

ゆくゆくは首都圏に拠点をもちたいと考えてたので、それが今年から実現するというのは素直に嬉しいですね。

首都圏はやはり医学研究も盛んで、多くの出会いが見込めます。そんな環境で臨床研究医の道に進むのも悪くはないかなと思います。

また、公認会計士試験に来年受かれば、初期研修終了と同時に監査法人に入ってみるのも面白いかな、とも考えています。
これは経営者として次を目指すために考えています。

詳しくはこの記事に書いてあります。


公認会計士は経営・買収のプロでもあります。そこで実務を学ぶことは、今後の大きな糧になるはずです。

興味のある分野の企業をどんどん買収していく。
公認会計士として買収を学べば、そんなこともできるようになるんじゃないかな、となんとなく考えています。
どんなに運が良くても、自分の興味のある分野全てで起業するのは難しいです。
全てを一から起業するよりも、すでに回っている企業を買収してしまう方が効率的であるはず。

今朧げながら描いているシナリオは、
「研修医を終えたのちに、公認会計士として経験を積んで興味のある企業を買収し、経済的・時間的自由を得たのちに臨床研究医を目指す」
といったところです。

今後はそんな夢を追ってみようかなと思っています。

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